SVGデータをサポートするグラフィクスシステム

SVGデータを扱うことのできるシステムは以下の通りです。

[読み込み、編集、保存をサポートする]

  • Adobe Illustrator(9以降) [〇]
  • Microsoft Office Visio [〇]
  • Corel DRAW [〇]
  • Inkscape [〇]
  • LibreOffice Draw [△]

[読み込み(印刷)をサポートする]

ブラウザ系

  • Internet Explorer ( 9以降)
  • Firefox ( 3.0以降)
  • Chrome ( 4.0以降)
  • Mac OS X Safari ( 3.2以降)
  • Opera ( 9.0以降)
  • iOS Safari ( 3.2以降)
  • Androidブラウザ ( 3.0以降)

私が確認したのでは、Adobe IllustratorCS2、Microsoft Office Visio2007、Inkscape 0.91 では、ほぼ完ぺきに指定通りの姿で再現される。
再編集できるデータでなければならないので、たとえば複数の同一種罫線はグループ定義をかけているが、上記3種はグループ定義を保持している。
一方、LibreOffice Draw は、読み込みも編集も可能だが、グループ定義は無視されるようだ。また、やたら動作が重く、これを使うのは現実的ではないようだ。
Corel DRAW x7 はOnlyNote 出力のSVGファイルを読み込むと、ダウンするようだ。原因は今のところ不明だ。
[追記] 2015/4/11 Corel DRAWでの読み込みは可能になりました。
ただし、当SVGでの数値のmm指定が無視され、pix値として読まれるようです。当然、指定サイズを大幅に超えるのですが、Corel DRAW内での変更は簡単です。

そもそも、SVGはWeb上で動くことを想定して規格されたデータ形式なので、現在の最新のブラウザー上では、そのほとんどが標準でサポートされ表示することは可能である。しかし、印刷となると余白設定があまり自由にならない。

ここではAdobe IllustratorCS2で開いた際の注意点を説明する。

Illustrator のSVG保存には、編集情報を付加するオプションがあり、そうして保存したSVGデータなら問題は起きないが、OnlyNote 出力ではそうした情報は含まれないので、読み込んだデータと用紙イメージに違いが生じる。簡単なことなので詳しく説明することでもないのだが、それでも簡単に書いておく。

  1. SVGファイルを読み込んだ時点で、トリムマークが表示される場合がある。A4版縦位置用紙ならそのままでも良いが、それ以外のサイズで作業する場合はトリムマークを解除してください。
    [オブジェクト][トリムマーク][解除]で解除できる。
  2. トリムマーク用の四角形を削除。
  3. [ファイル][ドキュメント設定]で、用紙サイズを所定のものに変更します。
  4. 作成されたSVGファイルには、用紙サイズの四角形オブジェクトが既に設定されているので、[選択][すべてを選択 Ctrl-A]で用紙サイズに位置合わせを行います。

 

 

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