プチグレン再掲

暫し、更新が止まっている。

原因は、頭が追い付いていないからだ。Photoshopを使って大量の画像から、これまた大量の画像を切り抜く仕事に目下関わっている。

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実作業はほかの方にお願いするのだが、切り抜くためのシステムを都度作成し、仕事を流していかなければいけない。普通に切抜き、ナンバリングすると、コストが半端でないし間違いが発生する。自動化する必要がある。完全自動は無理としても、手動と自動の境界を探りながら作っていくことになる。これが辛い。

以前は手慣れたデータベース(Access)とVB(ビジュアルベーシック)で作っていたのだが、価格競争にさらされているので、より自動化に近づけていかなければならなくなった。プログラマーとしての限界年齢をとうに過ぎた私なので、辛さは一入である。若い頃は、このような仕事は楽しく、時間を忘れてやっていたのだが、今は手つかずのまま無為に時間を浪費することの方が多くなった。

歳を重ねることのすべてが残念なことではない。しかし、いざ飯の種を得ることとなると「残念」が重なってくる。さらに、長年のマウス・キーボード操作の積み重ねで、指関節に炎症が起こり、これもモチベーションを下げる原因となっている。

アロマがこんな時の助けになるかと言えば、「無いよりはマシ」のレベルだろう。

以前コメントを寄せていただいた中に、指関節の炎症にベンゾインが効く、という情報があった。また、ウィンターグリーン、スパイクナードも「炎症」に効果ありとの情報も知っていて、いずれも試してみましたが、効いたのか否か、「その気になっただけなのか」、いずれもグレーゾーンに光は射しませんでした。(「その気になる」ことも実は大切なことです。言い方は悪いですが「鼻くそ丸めて万金丹」でも結果オーライで、良く言うとブラシーボ効果とも言います。「科学」というものでも紹介しました。)

ま、指関節炎症の件は別途報告することとして・・・・「仕事に向かう」モチベーションを上げることはなかなかに大変なことであります。

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プチグレンがモチベーションアップにつながるか否かは別として、時々の良い香りは時々の体調に敏感に応じているのだと、最近強く感じることでもあります。それが今の私にとってプチグレンなのだ。プチグレンを主体として4種の薫香を作ってみた。いずれもキャリアオイルに対して10~20%のブレンドである。

プチグレン 3~4
イランイラン、ローズマリーベルベノン、ゼラニウムのいずれか 1
プチグレン 1
サイプレス 3~4

イランイランとゼラニウムに関しては、意外な結果でした。以前「無理をするな」で紹介したが、この2種は私にとって受け付けがたい香りであったのだが、今回はするりと寄り添ってくれた。ゼラニウムはまだ少しの引っ掛かりを残すものの、以前とは大きな変化となった。

プチグレンは以前、「プチグレンを楽しむ」でも紹介したが、柑橘の甘さと草の苦みが調和したような香りで、ブレンドによって花にもなり、草にもなる使い易い精油です。キャリアオイルに対して10~20%濃度で作り、スポット的に肌につけ香りを纏ってみました。肌につける(手首や首脇等)ことで、直接嗅いだ香りと違った香りが漂ってきます。是非体感していただきたい。

ただし、プチグレンが、このブレンドが皆さんのモチベーションアップにつながるかと言えば、残念ながらこれは保障の限りではございません。

■ ブレンド比率の表記について

一般的に精油のブレンド紹介では、プチグレン/2ml、ホホバオイル10ml、あるいは、ブチグレン/4滴、イランイラン/1滴、ホホバ10ml のように、かなり厳密に指示・紹介がされている。

これに対し、私のブログではかなりいい加減な表記でしか紹介していない。これには訳がある。

香りの感じ方、肌耐性には、個々での違いが大きい。とりわけ香りの感じ方は、変化する香りその2、他でも述べてきた。良いか悪いか、感じ方は人それぞれなのです。ここに、厳密にブレンド割合を指示しても意味がないし、むしろ固定的に記憶されるのも、楽しみの幅を奪うようで、私にそれを断定することはできないのです。まして、私自身の中での時系列での変化も大きいので、「このような幅」としか紹介はできないのです。

是非その割合は、みなさんご自身の中で割り出していただきたい。たとえば、イランイランの適用は、男女の違い、年齢の違いだけでも大きく変化するでしょう。効能などは、まず「気に入る」か否かが前提となるわけですから、あまり気にされないことが肝要でしょう。

ただし、肌耐性だけは注意してください。肌刺激の高い精油を、高い濃度で、広範囲に、繰り返し使用すると、肌を荒らし、痒み・痛みを伴う場合があります。紅茶アールグレイの原料でもあるベルガモット等の柑橘系は、高い濃度で使用し、直後に外出するとテキメンで「効果」が現れます。

しかしこれも、用いる量、部位、そして使用する精油、キャリアオイル、品質、頻度で変化するわけです。とても、基準となる用法などはあり得ないものと私は考えます。
一度体感してみるのも、理解への一つの道です。さすがにベルガモットはお勧めしませんが、オレンジ・スイートをキャリアオイルで希釈し、耳たぶに少量塗って天気の良い日に外出してみるもの良い体験になると思います。荒れた耳たぶは、きれいにふき取ってからクリームを塗っておけば数日で元に戻ります。

何事も体験を経て理解していくことが重要です。イランイラン使いすぎて、化粧プンプンのセレブおばさんを連想し気持ち悪くなるのも、「良い経験」かと思います。(オット、男目線の失言でした・・・)

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