ファーニードル・バルサム一覧

プチグレンを楽しむ

以前、「品質と価格の関係(本物とニセモノのあいだ2)」で取り上げたプチグレンの、柑橘系以外での楽しみ方を取り上げたい。

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一時期、柑橘と花の両方の香りを同時に楽しめるプチグレン(オレンジリーフ)に入魂していた。しかし以後、男性ゆえか「甘い」香りに飽きが生じ、ローズマリー、ティーツリー、ユーカリ、ファーニードル、シダーウット等の、「シャープ」というべきか「ウッディー」というべきか「渋い」、そんな香りに戻っていました。

「香り」というのはどこまでも主観的なもので、100人いれば100の鼻と脳があるわけで、好き嫌いのみならず、それぞれの感じ方があるものと思っている。「香り」を言葉で伝えるのはとても難しく、「感じた!」という一つの言葉以外、適切に伝える言葉はないように思う。

そうした最近の「感じた!」は、これまで柑橘と花のイメージしかなかったプチグレンに、違う設定で、発見があったことだ。否、私の中の変化ともいうべきかもしれない。

「渋さ」のプチグレンを紹介する。

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ウッド系に浸る

まず、トップ画像を変更した。
「エッセンシャルオイル」とは全く関係ないが、ちょっと気に入ったショットだった。しかし、直前の撮影で露出を2段オーバーにしていたのを忘れこいつを撮ってしまった。漁船のポールに留まったカモメのディテールが飛んでしまった。カモメはわが故郷ではゴメと呼び、カラスと同列に卑しめられている。

DSC_9302しかし、背景が変わるとなかなかの美男美女である。

私の実家は、日本最北端に接する稚内だが、今年になって頻繁に帰省することが多くなった。1月にすぐ下の弟がガンで亡くなり、その弔いと後始末のためである。その弔いのただなかで、もう一人の弟が腕に火傷を負ってしまった。深酒の上での事故で、ストーブの上に載った寸胴のお湯に片腕をつけてしまった。
かなりひどい結果が訪れることが即座に予想できた。しかし、3つの偶然のラッキーがあった。

  1. かなりの深酒で、あまり文句も言わずに兄貴の処置に従ってくれたこと。また、冷やすときの痛みをあまり感じなかったこと。
  2. この時期の稚内の水道水は、凍る直前まで冷え切っていたこと。
  3. そして、たまたまラベンダーのクリームを所持していたこと。(ラベンダーと火傷の関係は万能ラベンダーと使い方を参照)

水道水でがっちりと冷やし、原液ではなかったが真正ラベンダーをたっぷりと含んだクリームを「盛り」塗りし、救急病院に飛び込んだ。

「重症」と評価されたが、ほぼ2か月で完治。痛みも痒みもあまり感じずケロイドもなく、医者が「異常な完治力」と驚いていたそうだ。
弟はその医者の言葉を信じているのだが、真の理由は兄のみぞ知る!

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呼吸器疾患とアロマ

メディカルの視点でアロマを捉えた場合、なんと言っても目に見える恩恵は呼吸器疾患だろう。風邪による咳、鼻づまり、喘息など、「効きます」とは言えずとも、「試してみれば」と、安心してお勧めできる。

一般的に呼吸器に良いと言われる精油は、ユーカリブログルス、ユーカリラディアータ、ティーツリー、ラヴァンサラ、サイプレス、ローズウッド、ローズマリー、ファー、フランキンセンス、タイム、ニアウリ、パインニードル、ベンゾイン、レモン、ライム、バジル等がある。
この中で使いやすいものをチョイスし、ブレンドして使っている。メディカルアロマとしての可能性についてでも紹介したが、それを含めて「使いやすい」精油を幾つか紹介する。 続きを読む