万能ラベンダーと使い方

エッセンシャルオイルは何から始めたら、と問われれば、たぶん多くの方がラベンダーを第一に勧めるだろう。私はへそ曲がりだから、そんなことはしたくないし、事実、ラベンダー体験はこの道に迷い込んでの最初からではない。「万能は無能」と思っていた私の現在のお勧めは、ラベンダーである(いやはや、面目ない・・・)。

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写真は、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)フランス産で100ml。

ラベンダーは実にたくさんの種類(産地、品種)があり、正直判断に迷う。しかし、最初に体験するならやはり真正ラベンダーのフランスものかブルガリアものをお勧めする。

ラベンダーの種類等の違いについては、様々なところで書かれているので、たとえばここでは( 「役に立つアロマの知識」http://www.esters.co.jp/culture/research/index.html )を紹介するにとどめたい。
ただ、フランス産とブルガリア産の違いについて言うなら、フランス産はやや軽く、ブルガリア産はやや重く、といったところでしょうか。

エッセンシャルオイルの使い方のなかで頻繁に指摘されることとして、「原液での肌への使用は絶対ダメ」というのがあるが、ラベンダーとティーツリーは別格である。私の勝手な見解として言わせていただければ、「やってみて問題なければ何でもOK」というのもアリかな?。・・・おっと、話がそれそう!

エッセンシャルオイルを購入しても、その使い方が解らなければ、結局それっきりになってしまうというのが現状ではないだろうか。キャリアオイルに混ぜ込んで、肌に塗るといっても、最初はちょっと抵抗があるだろう。

で、ここでは、もっと簡単で実用的な使い方を紹介したい。

まず最初は、驚くべきラベンダーの威力を実感してもらいたい。・・・・・といっても、タイミングはそう頻繁にあるわけではない。

ラベンダーは、火傷に恐るべき威力を発揮する。そもそも、アロマのスタートにはこの事実が存在している。インターネットで「火傷 ラベンダー」で検索していただきたい。有名な話であるのだが、ここではその引用ではなく、私の実体験をもとにお話ししたい。

オッチョコチョイの私は、ラベンダーを購入してから、すでに2度火傷を負っている。最初の原因は覚えていないが、2度目は写真撮影時のブルーライトに手の肌を引っ付けてしまった時のこと。すぐに、火傷カ所にラベンダーを原液のままペタペタと30分間隔で3~4回塗ったくり、その後の痛みやかゆみを感じることなく2~3日で跡形もなく火傷の痕跡は消えていた。

最初の体験の驚きが大きかったので、2度目の火傷は、不謹慎にも「やったー」であった。嬉々としてラベンダーを塗り、自分の肌の変化を存分に楽しませてもらった。正直、驚きである。

> ここで大切なお断りを入れておきたい。火傷には軽いものから重いものまである。当然だが、ラベンダーですべてが解決するわけではない。「重いかな」と思ったら、医者に駆け込むのが基本である。しかし、その場合にもし手元にラベンダーがあったら、ケチらずためらわず、(1~2分程度の時間的ゆとりがあれば)ラベンダー原液をぶっかけてから医者に直行していただきたい。小泉純一郎じゃないけど、ここは自己責任であーーる。

ところで、「写真撮影時のブルーライト」という言葉がどれだけ皆さんに伝わったか、少々不安である。LEDという熱をもたず白色光で且つ電気を食わない現在の光事情を考えると、「ブルーライト」はすでに時代に取り残された過去の遺物でしょうか。10分もつけっぱなしにしておくと、ギンギンに高熱になるのです。

話は再び本題に戻って、次のラベンダーの使い方。それはシャンプー、ボディーソープに混ぜ込んで使うという方法。

ラベンダー単体でも良いが、私はティーツリーとのブレンドを使っている。
シャンプー、またはボディーソープに、ラベンダーとティーツリー同量のブレンドを5%~10%混ぜ込んで使う。かなりの高濃度で使うことになるが、そもそもシャンプーやボディーソープをケチって使う習性が抜けないので、これくらい濃度を高くしないと風呂の中でのモチベーションが上がらないからだ。たぶん、一般的にはその半分程度が適量かと思う。(そうそう、シャンプーやボディーソープに無香料のものを・・・なんて考えない方がよい。1%量入れただけで、元々の香料の影響は吹っ飛んでしまいます。お勧めは、200~300円の最安値のものです。汚れが落ちればそれでよいので、プラス付加価値はラベンダーが全部背負ってくれます。)

私は結構、汗疹等で日常頻繁に、頭をカイカイ、関節部分をカイカイしている人間だったが、現在はそのストレスからほぼ解放されている。自然と肌荒れは直ってきたのだ。
また、白髪染めの後の頭皮の無残なまでの肌荒れも、今は経験せずに終わっている。正直、3年たって気づいたこと。

そうでした、もう一つ、ハンドソープに混ぜ込んでおくと、殺菌、除菌、テハダの荒れ、そして手を洗うごとに小さな幸せが訪れます。

ラベンダーは不思議な精油です。精油全般にも言えることですが、常に体を健康に導いてくれるようです。たるみきった時には活を入れ、コチコチになった心と体には、緩める力を持っています。そもそも、人の体は交感神経と副交感神経の相反する相互作用で成り立っているようで、そのバランスにラベンダーは強く作用してくれるようです。論より証拠、実践が何よりも近道です。

最後だが、ラベンダーは飲用(経口摂取)には適さない。害はないがモッタイナイ。

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