エッセンシャルオイル一覧

話はそれるが、コロナとアロマ

新型コロナが猛威を振るう中、マスクが無くなり、消毒液が無くなり、トイレットペーパーもなくなりと、いささかパニックがコロナと同様にこの社会を走っている。
感染症に危機感を抱くのは必要なことだが、買い込みに走ってもらっては実に迷惑なことではある。しかし、私の視点で見れば、この社会的パニックもかなり的外れな側面も見えてくる。
この新型コロナの脅威が社会全体に広がれば、当然「アロマオイルも品切れに」と思っていたのだが、無くなったのはエタノールだけで、ネット通販サイトでは例えばティーツリーなどは相変わらず在庫切れを起こすことなく現在も購入が可能だ。
国の消費者庁が早々と、「効果が認められないウソ商品」の中に、アロマオイルを並べてくれた。「一緒にするなよ」・・・・ 続きを読む

ティーツリー 再掲

熊本、大分を中心とする九州での地震は、これまでにないパターンで被害の幅を広げつつある。この現状で今の私には何もできず、よくわからない「もどかしさ」を感じつつ、いくつか思いついたことを書いてみたい。

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写真は、2011年3月に起こった東日本大震災の津波の跡である。その年の11月に訪れた時の写真だ。この震災を境に、この日本では「何かが起こりつつある」予感を、日本のほぼすべての国民が感じているのだと思った。そして、5年がたった。 続きを読む


プチグレン再掲

暫し、更新が止まっている。

原因は、頭が追い付いていないからだ。Photoshopを使って大量の画像から、これまた大量の画像を切り抜く仕事に目下関わっている。

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実作業はほかの方にお願いするのだが、切り抜くためのシステムを都度作成し、仕事を流していかなければいけない。普通に切抜き、ナンバリングすると、コストが半端でないし間違いが発生する。自動化する必要がある。完全自動は無理としても、手動と自動の境界を探りながら作っていくことになる。これが辛い。

以前は手慣れたデータベース(Access)とVB(ビジュアルベーシック)で作っていたのだが、価格競争にさらされているので、より自動化に近づけていかなければならなくなった。プログラマーとしての限界年齢をとうに過ぎた私なので、辛さは一入である。若い頃は、このような仕事は楽しく、時間を忘れてやっていたのだが、今は手つかずのまま無為に時間を浪費することの方が多くなった。 続きを読む


手書きノートフォーム作成システム(Only Note Generator)

私は基本的には、コンピューターを使った仕事が本業である。そして、仕事を選ぶので、いつも貧困のさなかにいる。
昔は安定していたが、国の姿勢変更で思うように安定した仕事が入らなくなった。
で、時間もあるので、勉強半分、遊び半分で、手書きノートのフォームを自動的に生成するシステムを作りました。

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「手書きノートのフォーム」と言っても何のことかわからない方がほとんどと思うので、すこし説明します。
「手書きノート」とは、つまり学校に持っていくノートの事です。6mm罫、7mm罫の大学ノート。5mm幅の五目線の研究用ノート、音楽のための五線譜、漢字練習帳、落書き帳(おっと、これは無地だから関係ないか!)、これらの一般的横罫、五目罫の多様な形状を作り出すためのホームページであります。
これらのものは、一般的にはアドビイラストレーターを使って作り出していくものですが、その手間のかかる作業を飛び越して、簡単に生成するシステムであります。
と、安易に説明しましたが、実は問題が2つあります。

1.アドビイラストレーターかインクスケープという図形作成ソフトが必要になります。
2.データはSVG形式で出力されます。

理想的にはPDFデータだ受け取り、そのまま出力できるのがベストなのですが、事情によりSVGデータで出力され、それをテキストデータとしてファイル保管し、イラストレーターで読み込み、印刷という手順となります。
少々面倒な手順となりますが、慣れると簡単な作業です。

さて、面倒なことばかりではありません。出力されるSVGコードをイラストレーターで読み込むと、ほぼ完ぺきなデータとして再利用ができます。PDFではこうはいきません。

デザイン性にこだわる方は是非、このシステムで「オリジナルノート」を作ってみてください。


「科学」というもの

前回の記事で触れたことだが、エッセンシャルオイルの使いすぎは体に負荷をかけているという推測は、少しずつ確信を深めている。私の腕の皮膚炎症は、私の体の「使いすぎセンサー」の役割を果たしているようにも感じる。
先日も湯船でキャリアオイルに対してローズマリー、ユーカリ等のブレンドを50%濃度にしたもの10滴ほど皮膚に塗り、香りを楽しんだ。そして本日、収まっていた炎症は赤みを増し、若干ではあったが悪化していた。
一方、皮膚疾患に関わるもう一つの事象についても、最近注意を向けるようにしている。
「栄養」だ。
特にβ-カロテンは皮膚の健康に必要な栄養で、思えばここ最近の食生活において、野菜の摂取がきわめて少なかったことに気付いた。
で、食生活も若干の改善を図っており、その結果、何が改善の結果であり、何が悪化の原因なのか、正直良くわからなくなっている。
「まあ、それでも良いか!」というのが、私の現在の基本的姿勢。

今回は当ブログの主要テーマである「エッセンシャルオイル」から少し話題がずれるかもしれぬ。
多剤耐性菌という厄介な細菌MRSAに、1000年前の薬が良く効くというお話。
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http://www.bbc.com/news/uk-england-nottinghamshire-32117815 続きを読む


過ぎたるは猶及ばざるが如し

最近、エッセンシャルオイルの過度な使用を控えている。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
論語の一節であるが、アロマを始めてから5年になるが、そろそろ適切なペースというものを学ばねばならない時期に来たのかもしれない。
原因が特定できないので、確信を持っていうべきことではないのだが、いろいろ試してみると、どうやら「使いすぎ」が基本的に良くなかったようだ。
DSC_1040sと、言いつつ、焼酎のグレープフルーツジュース割りに、ペパーミントを一滴垂らしたものをたしなみつつ・・・・。 続きを読む




ティーツリーを楽しむ

札幌はそろそろ冬に入る。心情的に私は、この身の引き締まってくる冬の訪れが、四季の中で一番好きな季節だ。

しかし、心情を別にすれば、一番困った季節でもある。まず寒くなるので、暖房費がかさむ。国際的に消費の落ち込みで原油価格が落ち込んでいるので、大きな変動は起こってはいない。円安が進んでいるので、こうした原油価格の落ち込みがなければ、それは灯油代に跳ね返るので本来ならガソリン価格とともに燃料費が高騰していておかしくはない季節だ。

そして何より、この季節は空気が乾燥し、私のように鼻づまり気味の人間には、苦しい季節ともなる。

最近、クンジアという精油を購入した。鼻づまりに良く効くという情報を入手したので、「どれどれ試してみよう」とのことで、少々高かったが取り寄せることとした。
香りは悪くはないが、良くもない。コケモモ科固有の香りで、カユプテを少し薄め、重くしたような香りとでもいうのだろうか。嫌いではない。

で、効き目はというと、「効かない」訳ではないがあっと驚くほどのものではない。価格を考えれば、ユーカリ、ティーツリー等の同じフトモモ科の精油を恒常的に使っていく方が現実的のような気がする。ただし、肌刺激が少ないことが大きなポイントではある。

で、この使いやすいティーツリーについて今回は、私の使い方を紹介したい。 続きを読む


メディカルアロマとしての可能性について(2)

一年半前の記事「メディカルアロマとしての可能性について」の、「その後」ということで一言触れておきたい。

円安はさらに進んだ。先の記事でも触れたが、価格の高騰ではなく、品薄という形で表れてきた。

一方、私の呼吸器疾患は本当によくなり、その為だけのアロマオイルの使用はめっきりと少なくなった。治療のための使用ではなく、楽しむための使用で事足りるまでになりました。
じつは、一度肌を荒らし、その治療のために、胸に全面的に塗ることは控えるようになりました。季節の変わりめなど、用心の時のみに限った使い方をしています。

胸の肌荒れには、クリーム等作って塗ったのですが、原因がキャリアオイルなのかアロマオイルなのか見極めることができず(いろいろ塗りたくっていたので)、1カ月あえて治療をしない期間を設けることで、自然治癒しました。

「過ぎたるは及ばざるが如し」

適時、肌を休ませることは必要ですね。 続きを読む


プチグレンを楽しむ

以前、「品質と価格の関係(本物とニセモノのあいだ2)」で取り上げたプチグレンの、柑橘系以外での楽しみ方を取り上げたい。

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一時期、柑橘と花の両方の香りを同時に楽しめるプチグレン(オレンジリーフ)に入魂していた。しかし以後、男性ゆえか「甘い」香りに飽きが生じ、ローズマリー、ティーツリー、ユーカリ、ファーニードル、シダーウット等の、「シャープ」というべきか「ウッディー」というべきか「渋い」、そんな香りに戻っていました。

「香り」というのはどこまでも主観的なもので、100人いれば100の鼻と脳があるわけで、好き嫌いのみならず、それぞれの感じ方があるものと思っている。「香り」を言葉で伝えるのはとても難しく、「感じた!」という一つの言葉以外、適切に伝える言葉はないように思う。

そうした最近の「感じた!」は、これまで柑橘と花のイメージしかなかったプチグレンに、違う設定で、発見があったことだ。否、私の中の変化ともいうべきかもしれない。

「渋さ」のプチグレンを紹介する。

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ウッド系に浸る

まず、トップ画像を変更した。
「エッセンシャルオイル」とは全く関係ないが、ちょっと気に入ったショットだった。しかし、直前の撮影で露出を2段オーバーにしていたのを忘れこいつを撮ってしまった。漁船のポールに留まったカモメのディテールが飛んでしまった。カモメはわが故郷ではゴメと呼び、カラスと同列に卑しめられている。

DSC_9302しかし、背景が変わるとなかなかの美男美女である。

私の実家は、日本最北端に接する稚内だが、今年になって頻繁に帰省することが多くなった。1月にすぐ下の弟がガンで亡くなり、その弔いと後始末のためである。その弔いのただなかで、もう一人の弟が腕に火傷を負ってしまった。深酒の上での事故で、ストーブの上に載った寸胴のお湯に片腕をつけてしまった。
かなりひどい結果が訪れることが即座に予想できた。しかし、3つの偶然のラッキーがあった。

  1. かなりの深酒で、あまり文句も言わずに兄貴の処置に従ってくれたこと。また、冷やすときの痛みをあまり感じなかったこと。
  2. この時期の稚内の水道水は、凍る直前まで冷え切っていたこと。
  3. そして、たまたまラベンダーのクリームを所持していたこと。(ラベンダーと火傷の関係は万能ラベンダーと使い方を参照)

水道水でがっちりと冷やし、原液ではなかったが真正ラベンダーをたっぷりと含んだクリームを「盛り」塗りし、救急病院に飛び込んだ。

「重症」と評価されたが、ほぼ2か月で完治。痛みも痒みもあまり感じずケロイドもなく、医者が「異常な完治力」と驚いていたそうだ。
弟はその医者の言葉を信じているのだが、真の理由は兄のみぞ知る!

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容器と使い方

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今回はエッセンシャルオイルの使い方についてお話ししたい。

写真は私が買いそろえてある容器の一部です。アロマショップで買うと結構な出費を強いられるが、ハンズやネット等で買いそろえるのが安上がりなので、必要なものは一時まとめて購入した。以後、ほとんど買い足すことなくきている。

購入時の基準は「どの容器が良いか」より、「どのような使い方」をするかが第一だ。私の使い方がすべてに共通する訳ではないが、参考になればとおもう。 続きを読む


アミリスでブレンドを楽しむ

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1.5ml程度しか入らない、ガラスのサンプル瓶。

2年前にブレンドしたもの、最近ブレンドしたものを、昔のフイルム缶に入れて保存している。保存といっても、時々開けては香りを確認し、気に入れば少し使い、無くなればそのまま瓶を洗浄し、新たなブレンドを追加したりして使っている。

何と何をブレンドしたかのメモは瓶に張ってあるが、時にはメモを取らなかったものもむある。最近は配合割合まで省略。ましてや、ブレンド日などの他の情報は皆無である。
しかし、これはこれで楽しい。あやふやな記憶をたぐり寄せ、「何と何のブレンドだったか」、「配合はどれくらいだったか」、そして、ブレンドした時の香りの記憶と、現在の香りとの比較を、思い出しつつその変化を楽しんでいる。
いや、香りが変化したのではなく、私自身の感受性が変化したのかもしれない。

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変化する香り その2

オイルが変化する場合もある

パチュリ、ペチバーは私のお気に入りのオイルです。私のような、明らかな昭和世代にとって、パチュリ、ペチバーは、実にノスタルジックなオイルであります。
オリエンタルとも言えますね。
しかし、昭和の記憶とこれらの記憶が結びついているわけではない。「少年時代に嗅いだ記憶がある」と言うだけで、具体的事象と結びついているわけではない。
しかし、初めてこれらを鼻に近づけた時に覚えた感覚は、古い記憶の根底に横たわっている動かし難い記憶を呼び起こし、決して戻ることの出来ない苦くもあり甘くもある幼い昔に、一瞬ではあるがタイムスリップする感情を起こさせる。

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かつての欧米による植民地政策でアジアが苦しんでいた時代(だが、決して過去のことでもないのだが・・・)、ヨーロッパに持ち込まれた品々に、防虫剤として使われていたのだそうだが、そうした事実も私自身の記憶に何かしら絡んでいるのかもしれない。 続きを読む