2014年11月一覧

ティーツリーを楽しむ

札幌はそろそろ冬に入る。心情的に私は、この身の引き締まってくる冬の訪れが、四季の中で一番好きな季節だ。

しかし、心情を別にすれば、一番困った季節でもある。まず寒くなるので、暖房費がかさむ。国際的に消費の落ち込みで原油価格が落ち込んでいるので、大きな変動は起こってはいない。円安が進んでいるので、こうした原油価格の落ち込みがなければ、それは灯油代に跳ね返るので本来ならガソリン価格とともに燃料費が高騰していておかしくはない季節だ。

そして何より、この季節は空気が乾燥し、私のように鼻づまり気味の人間には、苦しい季節ともなる。

最近、クンジアという精油を購入した。鼻づまりに良く効くという情報を入手したので、「どれどれ試してみよう」とのことで、少々高かったが取り寄せることとした。
香りは悪くはないが、良くもない。コケモモ科固有の香りで、カユプテを少し薄め、重くしたような香りとでもいうのだろうか。嫌いではない。

で、効き目はというと、「効かない」訳ではないがあっと驚くほどのものではない。価格を考えれば、ユーカリ、ティーツリー等の同じフトモモ科の精油を恒常的に使っていく方が現実的のような気がする。ただし、肌刺激が少ないことが大きなポイントではある。

で、この使いやすいティーツリーについて今回は、私の使い方を紹介したい。 続きを読む


メディカルアロマとしての可能性について(2)

一年半前の記事「メディカルアロマとしての可能性について」の、「その後」ということで一言触れておきたい。

円安はさらに進んだ。先の記事でも触れたが、価格の高騰ではなく、品薄という形で表れてきた。

一方、私の呼吸器疾患は本当によくなり、その為だけのアロマオイルの使用はめっきりと少なくなった。治療のための使用ではなく、楽しむための使用で事足りるまでになりました。
じつは、一度肌を荒らし、その治療のために、胸に全面的に塗ることは控えるようになりました。季節の変わりめなど、用心の時のみに限った使い方をしています。

胸の肌荒れには、クリーム等作って塗ったのですが、原因がキャリアオイルなのかアロマオイルなのか見極めることができず(いろいろ塗りたくっていたので)、1カ月あえて治療をしない期間を設けることで、自然治癒しました。

「過ぎたるは及ばざるが如し」

適時、肌を休ませることは必要ですね。 続きを読む


プチグレンを楽しむ

以前、「品質と価格の関係(本物とニセモノのあいだ2)」で取り上げたプチグレンの、柑橘系以外での楽しみ方を取り上げたい。

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一時期、柑橘と花の両方の香りを同時に楽しめるプチグレン(オレンジリーフ)に入魂していた。しかし以後、男性ゆえか「甘い」香りに飽きが生じ、ローズマリー、ティーツリー、ユーカリ、ファーニードル、シダーウット等の、「シャープ」というべきか「ウッディー」というべきか「渋い」、そんな香りに戻っていました。

「香り」というのはどこまでも主観的なもので、100人いれば100の鼻と脳があるわけで、好き嫌いのみならず、それぞれの感じ方があるものと思っている。「香り」を言葉で伝えるのはとても難しく、「感じた!」という一つの言葉以外、適切に伝える言葉はないように思う。

そうした最近の「感じた!」は、これまで柑橘と花のイメージしかなかったプチグレンに、違う設定で、発見があったことだ。否、私の中の変化ともいうべきかもしれない。

「渋さ」のプチグレンを紹介する。

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