プチグレン一覧

プチグレンを楽しむ

以前、「品質と価格の関係(本物とニセモノのあいだ2)」で取り上げたプチグレンの、柑橘系以外での楽しみ方を取り上げたい。

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一時期、柑橘と花の両方の香りを同時に楽しめるプチグレン(オレンジリーフ)に入魂していた。しかし以後、男性ゆえか「甘い」香りに飽きが生じ、ローズマリー、ティーツリー、ユーカリ、ファーニードル、シダーウット等の、「シャープ」というべきか「ウッディー」というべきか「渋い」、そんな香りに戻っていました。

「香り」というのはどこまでも主観的なもので、100人いれば100の鼻と脳があるわけで、好き嫌いのみならず、それぞれの感じ方があるものと思っている。「香り」を言葉で伝えるのはとても難しく、「感じた!」という一つの言葉以外、適切に伝える言葉はないように思う。

そうした最近の「感じた!」は、これまで柑橘と花のイメージしかなかったプチグレンに、違う設定で、発見があったことだ。否、私の中の変化ともいうべきかもしれない。

「渋さ」のプチグレンを紹介する。

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容器と使い方

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今回はエッセンシャルオイルの使い方についてお話ししたい。

写真は私が買いそろえてある容器の一部です。アロマショップで買うと結構な出費を強いられるが、ハンズやネット等で買いそろえるのが安上がりなので、必要なものは一時まとめて購入した。以後、ほとんど買い足すことなくきている。

購入時の基準は「どの容器が良いか」より、「どのような使い方」をするかが第一だ。私の使い方がすべてに共通する訳ではないが、参考になればとおもう。 続きを読む


品質と価格の関係(本物とニセモノのあいだ2)

以下写真の精油は、プチグレンとネロリである。

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ご存じの方も多いと思われるが、ここで聞きかじった知識を一かじり。
オレンジはもちろんオレンジの実の皮を絞って取れたオイルである。ネロリはオレンジではないがそれに近い柑橘系(ビターオレンジ)の花の水蒸気蒸留法で採取したオイルである。一方、プチグレンはネロリと同じ(とは言い切れないが・・)柑橘系(ビターオレンジ)の葉を水蒸気蒸留して得られたオイルである。
そして、価格的にはずいぶんな落差がある。 続きを読む


クラリセージにはまる

ラベンダー、ベルガモット、プチグレン、クラリセージ、この4種の精油に共通する物。それは、エステル類の酢酸リナリルとモノテルベンアルコール類のリナロールが共に高濃度で含まれていることです。とりわけ酢酸リナリルは鎮静作用が高く、甘い果実の様な香りが強い。
中でもクラリセージは、酢酸リナリルが60%近く含まれ、真正ラベンダーの倍近く含まれています。
「マスカット」に喩えられることが多いのですが、感じ方は人によって様々です。そして私の最初の印象は、それほど良い物ではありませんでした。

上記4種の内で、最初に私の感性に響いたのはプチグレンでした。柑橘と草の融合、確かにオレンジの葉のエッセンスの香りは、今でも心を休めてくれる香りです。

しかし、ブレンドとなるとプチグレンはイマイチ使いずらい精油ではないかと。プチグレン自体の持つ香りを超えるブレンドはそう多くない(例外はもちろんあります。それは後で・・)。ブレンドしても「これ以上良くならない」という宿命を抱えているように思います。 続きを読む