2013年05月一覧

無理をするな!

以下に写真掲載する物は、私のなじめないエッセンシャルオイルである。

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まずは、イランイラン。

一般入門書には「大人の女性に似合う・・・甘美な香り」とあり、一方では「高濃度で使用すると頭痛や吐き気を催す」とある。

私は男性なので、この通りには行かないと思うが、実際、最初から最後まで「頭痛と吐き気」を生じさせる香りでしかない。

不思議な香りとしか言いようがない。「臭い」という感覚はおきない。「ああー、きっと良い香りなのだろうな」ということは感じられるのだが、けして「良い香り」と感じることはない。
理性の範疇では良い香りを感じるが、感性的には拒絶したい香りといえる。
写真のイランイランは、左からエクストラ、ファースト、サードの三つのグレードを三年前に揃えた物だ。
たしかに3年前と比べると、同じイランイランでも、感じ方、受ける印象、感覚は違っている。最初のイメージよりはその「良さ」は解るようにはなった。しかし、通常頭痛などとは無縁の私に「頭痛」を引き起こす唯一の存在であることに、変化は起きていない。 続きを読む


品質と価格の関係(本物とニセモノのあいだ2)

以下写真の精油は、プチグレンとネロリである。

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ご存じの方も多いと思われるが、ここで聞きかじった知識を一かじり。
オレンジはもちろんオレンジの実の皮を絞って取れたオイルである。ネロリはオレンジではないがそれに近い柑橘系(ビターオレンジ)の花の水蒸気蒸留法で採取したオイルである。一方、プチグレンはネロリと同じ(とは言い切れないが・・)柑橘系(ビターオレンジ)の葉を水蒸気蒸留して得られたオイルである。
そして、価格的にはずいぶんな落差がある。 続きを読む


万能ラベンダーと使い方

エッセンシャルオイルは何から始めたら、と問われれば、たぶん多くの方がラベンダーを第一に勧めるだろう。私はへそ曲がりだから、そんなことはしたくないし、事実、ラベンダー体験はこの道に迷い込んでの最初からではない。「万能は無能」と思っていた私の現在のお勧めは、ラベンダーである(いやはや、面目ない・・・)。

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写真は、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)フランス産で100ml。

ラベンダーは実にたくさんの種類(産地、品種)があり、正直判断に迷う。しかし、最初に体験するならやはり真正ラベンダーのフランスものかブルガリアものをお勧めする。 続きを読む


本物とニセモノのあいだ

エッセンシャルオイルは100%天然であることが必須である。
しかし、そうとは言い切れないグレーゾーンがある。
今回は、その一種怪しきグレーゾーンを話題にしたい。

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まだ右も左も解らない頃購入した2本がある。左はメリッサ、右はミモザ。しかも同じ販売元。
このそれぞれが、違う意味でのグレーゾーンである。 続きを読む