ベンゾイン一覧

アミリスでブレンドを楽しむ

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1.5ml程度しか入らない、ガラスのサンプル瓶。

2年前にブレンドしたもの、最近ブレンドしたものを、昔のフイルム缶に入れて保存している。保存といっても、時々開けては香りを確認し、気に入れば少し使い、無くなればそのまま瓶を洗浄し、新たなブレンドを追加したりして使っている。

何と何をブレンドしたかのメモは瓶に張ってあるが、時にはメモを取らなかったものもむある。最近は配合割合まで省略。ましてや、ブレンド日などの他の情報は皆無である。
しかし、これはこれで楽しい。あやふやな記憶をたぐり寄せ、「何と何のブレンドだったか」、「配合はどれくらいだったか」、そして、ブレンドした時の香りの記憶と、現在の香りとの比較を、思い出しつつその変化を楽しんでいる。
いや、香りが変化したのではなく、私自身の感受性が変化したのかもしれない。

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香りが違うのか?、鼻が違うのか?。

わたしはおやじである。

「おやじがエッセンシャルオイルにはまって何が悪い!」と、まず開き直っておかなければ、「キモイ・・・・」などと言われかねないので、まず「宣言」。

「アロマ」という言葉には若干抵抗がある。「いやいや、そんなんじゃない」という「そんなの」とは、オイルマッサージのこと。「アロマ」には、マッサージから、メディカル、ルームフレグランスと、いろいろなイメージがつきまとい、男の私が「ドギマギ」することになる。
そんな、どうともとれる言葉は使いたくなかったので、より限定して「エッセンシャルオイル」とした。だから、「香水」の世界とはちょっと違ってくる。

「香り」について、知り得たこと、考えたこと、をこのページでぽちぽち書き加えていきたいと思っている。 続きを読む


クラリセージにはまる

ラベンダー、ベルガモット、プチグレン、クラリセージ、この4種の精油に共通する物。それは、エステル類の酢酸リナリルとモノテルベンアルコール類のリナロールが共に高濃度で含まれていることです。とりわけ酢酸リナリルは鎮静作用が高く、甘い果実の様な香りが強い。
中でもクラリセージは、酢酸リナリルが60%近く含まれ、真正ラベンダーの倍近く含まれています。
「マスカット」に喩えられることが多いのですが、感じ方は人によって様々です。そして私の最初の印象は、それほど良い物ではありませんでした。

上記4種の内で、最初に私の感性に響いたのはプチグレンでした。柑橘と草の融合、確かにオレンジの葉のエッセンスの香りは、今でも心を休めてくれる香りです。

しかし、ブレンドとなるとプチグレンはイマイチ使いずらい精油ではないかと。プチグレン自体の持つ香りを超えるブレンドはそう多くない(例外はもちろんあります。それは後で・・)。ブレンドしても「これ以上良くならない」という宿命を抱えているように思います。 続きを読む