ティーツリーを楽しむ

札幌はそろそろ冬に入る。心情的に私は、この身の引き締まってくる冬の訪れが、四季の中で一番好きな季節だ。

しかし、心情を別にすれば、一番困った季節でもある。まず寒くなるので、暖房費がかさむ。国際的に消費の落ち込みで原油価格が落ち込んでいるので、大きな変動は起こってはいない。円安が進んでいるので、こうした原油価格の落ち込みがなければ、それは灯油代に跳ね返るので本来ならガソリン価格とともに燃料費が高騰していておかしくはない季節だ。

そして何より、この季節は空気が乾燥し、私のように鼻づまり気味の人間には、苦しい季節ともなる。

最近、クンジアという精油を購入した。鼻づまりに良く効くという情報を入手したので、「どれどれ試してみよう」とのことで、少々高かったが取り寄せることとした。
香りは悪くはないが、良くもない。コケモモ科固有の香りで、カユプテを少し薄め、重くしたような香りとでもいうのだろうか。嫌いではない。

で、効き目はというと、「効かない」訳ではないがあっと驚くほどのものではない。価格を考えれば、ユーカリ、ティーツリー等の同じフトモモ科の精油を恒常的に使っていく方が現実的のような気がする。ただし、肌刺激が少ないことが大きなポイントではある。

で、この使いやすいティーツリーについて今回は、私の使い方を紹介したい。「鼻づまり」についてもう少しこだわってみたい。

私は生まれた頃から、日常「青っ洟」を垂らしている汚い子供だった。袖がいつもテカテカしていた。蓄膿の気があるのではと、耳鼻科の病院にも通ったが良くなることはなかった。しかし、年齢が上がるにつれて袖のテカテカはなくなり、日常的な青っ洟もなくなったが、鼻のトラブルにはずうっと悩まされてきた。

最近思いついたことでもあり、ゆえにいろいろ情報収集してわかったことでもあるのだが、鼻のトラブルは人の人生に大いに影響するのだという認識を強くしている。どうやら、自閉症やアスペルガー(最近はこの二つは同列で扱われるようになったようだ・・・)等の発達障害の原因としてかかわっているらしいのだ。・・・・そして、私にも思い当たることが・・・・。

昔は鼻呼吸ができなくて、夜寝れなかったり、のどを痛めて風邪を誘発したりと、散々だったが、ティーツリーでそれは大きく緩和されたと思っている。もちろん、ユーカリやローズマリー、ラヴァンサラ等、いろいろ使いはするが、なんといってもティーツリーに負うところが一番多い。

理由は一つである。あくまで私にとっての事情なのだが、香りが最も刺激が少ないこと。・・・たぶんこれは、ほかの方とでは見解が大きく違っている可能性が高い。「薬臭い」、「刺激が強い」というのが一般的評価なのだろうが、私にとっては違っている。「良い香り」とは思わないが、刺激が少ない精油だと思っている。たとえば、ユーカリラディアタの方が私にとっては苦手である。とにかく、この香りは私にとって実に「和む」香りなのだ。

もう一つ、肌刺激や経口毒性が無い(と思っている)。ここが最も重要なことかもしれない。

何に効くかはここでは触れない。その紹介は他のサイトにあふれている。ここでは、私がどのように使っているかを紹介したい。

1.飲む
風邪などの不調時には、良く飲みます。たとえば、500ccのペットボトルのお茶を購入し、数滴を混入し、一日にⅠ~2本飲むと、早めの対応なら悪化を防げます。

2.マスクに垂らして寝る。
風邪に感染した時や鼻づまりで呼吸が苦しいときは、マスクに1滴たらし、マスクしたまま寝ます。

3.胸や腕に塗る。
体の状態で分量は変えますが、キャリアオイルにティーツリーを多めに(5~10%)入れ、胸や腕、時には鼻に塗って寝ます。苦しい呼吸が改善すると、風邪等のトラブルは比較的早く改善します。

4.歯磨きに
日常的に使っています。ティーツリー1に対してアルコール(あるいはウォッカ等)3~5で割り、スプレー瓶に入れ、歯磨き時にまず口にひと吹きし、それだけで磨き、その後通常に磨いています。以来、歯のトラブルに会うことはなくなりました。(原液でも問題はないが、歯ブラシが痛みます)

5.臭いものの除菌と脱臭
私自身にも使うが、生活のいろいろな場面でも使っています。
猫の砂場にアルコールで希釈したティーツリーを数回吹き付けておくと匂いが緩和します。ただし、猫本人には決して使いません。
夏場の出かけるときの匂い消しに、脇などにひと吹きします。
特に、水道水や20度の焼酎に数滴くわえたものを、なんにでも使っています。

6.除菌・殺菌材として
昔はフケ・カユミ等の頭髪のトラブルが多かったのですが、風呂場で桶に少量の湯を張り、ティーツリーを数滴入れ、手で軽くかき混ぜてから頭にかけます。たぶんカビに効果が出ているのだと思っています。今はフケ・カユミはほとんどありません。しかし、この習慣は今でも時々継続しています。

ティーツリーは、むしろ「甘くない」から使いやすいのだと思っています。人の目でなく鼻を気にせず使えるところがポイントだと思っています。

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