過ぎたるは猶及ばざるが如し

最近、エッセンシャルオイルの過度な使用を控えている。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
論語の一節であるが、アロマを始めてから5年になるが、そろそろ適切なペースというものを学ばねばならない時期に来たのかもしれない。
原因が特定できないので、確信を持っていうべきことではないのだが、いろいろ試してみると、どうやら「使いすぎ」が基本的に良くなかったようだ。
DSC_1040sと、言いつつ、焼酎のグレープフルーツジュース割りに、ペパーミントを一滴垂らしたものをたしなみつつ・・・・。

右腕の関節部分が、2か月前から炎症を起こしていた。昔から、皮膚の弱いところが炎症を起こしやすかったのだが、今回はずいぶん長引いた。
以前夏に、他の部分であせものような炎症を起こし、ティーツリー、ラベンダー、ジャーマンカモミール、パイン等々使ったが、広がりはせずとも一向に良くならず、一か月ほどであきらめ、抗生剤入りの市販薬で直した経緯があった。
この経験で知ったことは、特にパインなどは悪化した状況では余計に悪化させる傾向がありることなどだった。

そのような経緯もあったので、今回は特別低濃度にこだわってみた。いつもは5%~10%で使っていたが、2%程度に抑え、ヤロウ、ゼラニウム、ブラックスプルス、パイン。パインとブラックスプルスも極力減らして試してみた(それでも使ってしまうのは、「どういう結果となるのか」に対する好奇心だろう)。
で、やはり症状は良くはならず、若干の悪化という結果に終わった。
エッセンシャルオイルでの治療は早々にあきらめ、ローズマリーチンキで作ったワセリン剤でその後治療を試みたが、これもダメ。
思うところがあり、痒みがひどい場合を除いて「何もつけない」選択をしてみた。同時に、他の場面での使用も一切なくし、一か月ほどアロマから遠ざかってみたところ、徐々にではあるが回復してきている。若干痒みは残っているが、赤らみも腫れもなくなった。

ここからは、私の根拠のない想像である。

エッセンシャルオイルはたとえ「健康には良い」と言っても、体にとっては異物である。皮膚を通して、呼吸器を通して、そして、時には消化器を通して体に入った「異物」は血流に乗り、各所で「善行」を行った後、肝臓や腎臓等の各器官で無毒化され排泄される。
少なくとも、これらの器官に「やさしい」生活を送ってはいない私の体にとって、長年の「使いすぎ」の傾向は、5年目にして悲鳴をあげつつあるのかと、勝手に思い込んでいる現在である。

一切の場面でエッセンシャルオイルの割合を1~3%に抑えるべきと言うつもりはない。肌への使用する範囲、回数、期間等、調整する場面はたくさんある。私の場合はたまたま(あるいは意図して)限界を超えたのかもしれない。しかし、超えた時はしばらく休止することで回復することも学ぶことができた。要は、如何に自身の体と対話するかということなのだと思う。

そんなことを、ペパーミント入りグレープフルーツサワーを飲みながら、ノタマわってみた。

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