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[パンデミックと経済危機] 突然だが・・・更新を再開する。

しばらくは「新型コロナ」ネタ・・・・というよりも、パンデミック+アロマということで。
 新型コロナ肺炎の各国の感染者数、死者数、検査数等の統計を日々更新しているサイトがある( https://www.worldometers.info/coronavirus/ )。どこがやっているかは知らないし、正確なのかの確証もないのだが、大きくは間違えてはいないようだ。 この統計表を眺めてみているうちに、この数字に少し手を加えれば、まだ見えてこないこのパンデミックの実像が見えてくるのではないかという気になった。それで、データをエクセルに移し、パーセンテージ、各国人口のデータを補足して、感染者数上位40ヵ国を噴き出してみた。そもそも、各国の数字の出し方も、統計の取り方もまちまちで(というよりいい加減)そもそもが信ぴょう性に欠けるので、「正確性」に重きを置くと正しい情報は引き出せない。しかし、検査率や感染率などのパーセンテージを出し、各国比較を行うといろいろ面白いことがわかってくる。まずはご覧あれ。画像をクリックすると少し大きくなる。感染者数上位40ヵ国20200404 感染者数上位40ヵ国20200404 このグラフ(表)を作り始めて数時間しかたっていない。その中で思いついたことを書く。
  • このグラフで異様に目につく値が、イスラエルのものだ。国人口に対する感染率が飛びぬけて高く検査率も高い。100人に2人以上が感染していることになる。実は3月28日のデータも保存していて、この一週間前のイスラエルの感染者数は3035人で死者数は12名だった。現在(4月4日)は7589人で死者は44名なので、「収束」には向かっていない。
    人口に対する感染者数は飛びぬけて高い。が、検査率も飛びぬけて高い。3~4人に一人が検査済みで、この検査率の高さは、感染者数の値がきわめて正確であることを示しているだろう。
  • 韓国の値は注目すべき価値がある。イスラエルは小さな国であり、人口も32万人なので、この結果を比較対象にするにはいささか抵抗がある。一方、韓国は4818万人の人口があり、他国の状況と比較しやすいので、その内訳をみてみたい。
    人口に対する検査率が(イスラエルほどではないが)極めて高く、未発見の感染者数が低いことを示している。100人に一人が検査済みとなっている。4800万の人口に対して1万人が感染。内、177名が死亡者である。現在韓国は収束に向かっており(先週は9332人)、第二のピークが抑えられれば、このウイルスの標準的死亡率は1.74%と推測できる。当然、いくつかの政策ミスがあったとしても適切な封じ込め対策を取れば、この数字に収まるという意味である。
【つづく】