クラリセージにはまる その2

タイトルどうりで申し訳ないが、「はまっている」のでクラリセージは大きめのものを購入している。

左から、Jell(ジェル)50ml 、エスポワール30ml、ナチュラスサイコス10ml、いずれもブルガリア産。この3種に価格以外での大きな違いはない。前2者で言うならジェルが若干香ばしく、エスポワールは軽めだ。ただ、どちらが良いかは判断はつかない。

最近のお気に入りをひとつ紹介する。

クラリセージ 2
ヒノキ(枝、葉、球果)(エスポワール) 4
ユズ 0.5

ヒノキは蒸留する部分で香りが違ってくるので、このブレンドはややアバウトなものになる。ここで使ったヒノキは、枝葉と球果の蒸留なので、かなり軽く、甘さも漂うもの。一般的に、他のものとのブレンドでは、ヒノキらしい香りは消えてしまう。軽いクラリセージとのブレンドで、ヒノキの香りに強い甘さが加わる。ユズは隠し味。

課題はベースノートに欠けること。コパイバが最適だが、それでも入れると「ヒノキ香」が怪しくなる。
実は、

ヒノキ(枝、葉、球果)(エスポワール) 4
ユズ 0.5

クラリセージを抜いて、ヒノキとユズで構成すると、バランスの良い「日本的」香りを楽しむことが出来る。(オット、主役が・・・・)

いつも疑問に思っているのだが、アロマテラピーの入門書(専門書と言えるものはほとんど無いのだが、)で一般的に紹介されるブレンドセオリー(スパイス系-樹木系-ハーブ系-柑橘系-フローラル系-オリエンタル系-樹脂系-という分類と流れ)は、本当か??。これを信じたブレンドで「ビンゴ」のものに当たったことがない。
いささかアバウトすぎる気がするのだが。

そんな入門書でほとんどといって紹介しているのが、クラリセージとラベンダー、クラリセージとローズ。私の感性で申し訳ないが、「合わない!」。

ラベンダー(真正ラベンダー)もローズ(オットーで試した)も、互いを相殺する関係であるように思う。お互いの「らしさ」が消え、どうでも良い香りに行きついてしまうようだ。

さて、ブレンドの分量についてだが、主役になるか、補佐に回るか、相手によって善し悪しは大きく変わる。

ライム(またはレモン) 5
クラリセージ 1

ライム、またはレモンに濃厚な甘さが加わり、わたしはとてもお気に入りなのだが、この関係を逆転させると、クラリセージの苦みが強調され、いただけない香りとなる。

さて、最後のお気に入りを。

クラリセージ 10~20
ガルバナム 1

ガルバナムはマイナーなオイルなのだが、実は私のローズを凌ぐお気に入り。「好みが分かれる精油」とものの本にはあるが、私には「きらいな」意味がわからない。「森の香り」、「薫香」、「土臭さ」、「緑のにおい」と、表現は様々だが、これがクラリセージにはよく合う。
クラリセージはブレンドを間違えると、妙な刺激臭、ざらつき感、粉っぽさが現れるのだが、そうした「使いにくさ」感を一蹴させるすばらしさが、ガルバナムにはある。

ちなみに、ガルバナムに替えアンジェリカルートで試してみたいのだが、入手できていない。シスタスもナルデも良かったが、ガルバナムには及ばない。パチュリ、ペチバーも試したが、悪くはないが、驚くほどではなくそこそこ。
ガルバナムはいずれ、これを主役にいろいろ試してみたいと思っている。(と言いつつ、すでに3本目を入手。)

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